セビチェ

 
中米滞在中に覚えた料理では、一番日本人に人気があるのは、セビチェ。エルサルバドルは海岸線の国だから、生牡蠣や他の貝類も生で食べる。刺身そのものは、私がいた当時は日本人の経営するレストラン以外では食べられなかったが、私は市場に行って、大きな鯛を買ってきて、捌いたことがある。刺身という物の処理の仕方を知らなかったせいで、手ひどくあたって病気になったが、海があるから魚がいて、魚介類は豊富だった。

日本はその点、刺身があるから、安心してセビチェを作れる。グアテマラを旅行した時に、セビチェに大きなエビが入っていたから、選ぶ魚はどうでもいいのだ、と思って、日本では鯛だの、ヒラメだの、甘エビだの、ほたてだの、なんでも白身なら良いと思って、利用した。マグロを使ったこともあるが、やっぱり白身の方がいい。

でも、昔私が盗み採用したある奥さんの手料理のセビチェはおいしかったが、その奥さん、もう家庭料理を作るのをやめてしまったらしい。おまけに、娘が言うには、サルバドルのセビチェはおいしくない、お母さんが作るようなのは食べたことがない、という。

どうしたのだろうと思って、この前行ったときにヴィスタラゴという懐かしいホテルのレストランでセビチェを注文して食べたのだが、驚くほどまずかった。肉が硬くて、まずい。レモンで一晩寝かすのだけど、あの味は火を通したとしか思えない。なるほどまずいなあと思ったら、悲しかった。あの家庭料理の上手な奥さんも、今はアメリカ式のジャンクフードを食べて生きているらしい。世界中がアメリカナイズされて、民族料理を失っていくのは、残念だ、と思った。

だったら、私がここで、はやらせてやれ^^。と、思った。
 
イメージ 1まず、材料:4,5人分
 
具材を切る。玉ねぎ、トマトはみじん切り、魚介類は1cm角、レモンは絞っておく。
 
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玉ねぎ、魚介類、玉ねぎ魚介類の順で容器に敷き詰める。塩、こしょう、オレガノを適当に振りかける。
 
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トマトとレモンを入れる、冷蔵庫の外で1晩寝かす。朝になったらかき混ぜて、味を見て、調味料を足し、冷蔵庫に入れる。
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コリアンダー、レタス、ラディッシュなどを添えて、出来上がり。