金魚が留守を守る

昨日、金魚の池の掃除をした。夏に10匹買った金魚が次々死んで、放射能汚染で、水がきっとだめになったんだろうと思い、ずっと放置していたら、この前Mさんが来たときに、池を覗いて2匹生きているのを見つけた。

なんだかすごくうれしかった。エルサルバドルに行く前に、庭の生き物の名残を全部かたずけていこうと思ったけれど、金魚が生きているなら、フィルターも洗って循環器を回したまま行こうと考えた。秋が来て、冬になれば金魚は動きが鈍くなる。昔は池が大きかったから、側溝を買ってきてさかさまにしてトンネルを作ってやったけれど、今の池はそこまでできない。せめて、池の上に覆いをかけていってやろうと考えた。

自分がいない留守に、生き物がいて、待っているのを想像するのは、心温まる。

私は今回、いつ帰ってくるかわからないし、だいたい帰ってこられるのかどうかも、わからない。でもなんだか、金魚が待っていてくれるなら、帰ってきそうな気もした。

まだ、この2匹、名前を付けていなかった。何にしようかと、ずいぶん考えた。2匹のうち1匹は体に黒い筋があった。あれ、大黒太郎にしようかな。真っ赤なやつは、雌と考えて、紅(くれない)ちゃんにしよう。

大黒太郎と紅ちゃんが留守を守ってくれている。そう思うことにしたら、なんだか帰ってくることができるような気がした。