アレルギー

11月30日

体中の皮膚がアレルギーを起こしているらしい。頭のかゆみから始まって、手の届かない背中、下着の当たる胸回り、足の付け根、すべてがかゆくてたまらず、とうとう、衣類の洗剤を疑った。

マリの趣味で、洗濯機の中に洗剤以外に柔軟剤というものを入れているそうだが、初めはそのにおいを嫌って、止めてもらった。でも、普通の洗剤だけでも、かゆみは収まらなかった。とうとう娘の提案で、洗剤で洗った後、私の衣類だけもう一度水洗いすることになった。もう、任せていられないから、自分でそれをやった。衣類はすべて木綿のものにしたいのだが、あいにく持ってきているものの中には綿100%というものが少ない。寝巻と浴衣と、浴衣代わりに持っている足までのすとんとしたワンピースがあるが、いくらなんでもそれで外出は、できない。

だからずっと、家の中で中近東のローブみたいなもので過ごした。ところが、それでもかゆみは解消しないので、とうとう、シャワーのときに使っているボディーソープとシャンプーを疑った。においが強いし、いくら洗っても肌にべたつくような感じで、気に入らなかった。それで、以後、からだは水洗いだけ、服は湯あがりように持ってきたイスラム教徒の巡礼みたいなローブだけしか着られなくなった。

(ここから12月1日)日本で時々かゆみ止めに使っていたメンソレータムADが薬事法とやらのせいで手に入らないとわかって、昔娘に私が送ったらしいムヒソフトというクリームを見つけた。それをかゆみの部分に2日間塗った。朝起きたら、十分寝たなあ、というすがすがしい気持ちがした。かゆみがかなり退いていた。ムヒソフトは第2種でなくて、第3種。なら買えるかなと思って、楽天を探したら、あったので、11月いっぱいで消えてしまうポイントを使って、ギリギリセーフで買うことができた。

第2種と第3種は、どうちがうんだろう。どうせたいした違いがないくせに、もったいぶって薬事法とかいうもので制限を加えて、間で誰かが儲ける手段だろう。こちらの国は、そういう法律がないから、成分さえ分かれば、何とか似たものを買えるので、骨粗しょう症のボナロンという薬もただの薬局で娘が買ってきたが、クリームとかローション関係は異常な色や異常なにおいが付いているので、買う気がしない。

私は昔からにおいに激しく反応する。混んだ電車の中で隣に運悪く香水をむんむんさせた奥様がいたりすると、嘔吐を催し、貧血を起こし、めまいを起こし、目的地より前の駅で飛び降りて、ベンチに伸びていたことさえある。何処のブランドか知らないけれど、香水というのはどぶの悪臭よりも私の神経を苦しめる。

そうこうするうちに、12月になったらしい。