naisentaiken’s diary

エルサルバドル内戦体験記

デング熱

日本でデング熱が流行っているそうだ。私は中米で暮らした36年前デング熱にかかったことがある。主人も娘もかかった。今回娘は帰国する直前に、別の「ちくんなんとか」いうやっぱり蚊が媒体する熱病にかかった。でも案外元気で、日本で数週間暮らした後、アフリカに通訳として取材の同行して帰ってきた。

中米ではデング熱なんて、よくある病気だったから、誰も大騒ぎしなかった。それどころか、腸チフスアメーバ赤痢も立て続けにかかった。主人の姪もかかっていたが、誰も騒がず、姪の家族は病気の娘を町につれ歩いていたし、うちにも来た。「隔離」などという考えは誰にもなかった。

それがいいなどと、私は言っていない。でも、日本は、「蚊」の病気になれていないな、と、ニュースを見ながら思う。

代々木公園に行った人が、デング熱にかかったと言う事で、代々木公園を洗浄しているようだが、蚊が飛ぶ物だと言う事を念頭に入れていないらしい、と思う。娘もあのニュースを見て言っていたけれど、あれは逆効果だそうだ。代々木公園を殺菌しても蚊は飛んで何処にでも行くから、近隣に蚊を撒き散らしているようなもんだ。蚊の温床である水を絶ち、気温が下がるのを待つ以外にない。

まるで代々木公園が蚊の名所みたいに宣伝されたら、代々木公園も迷惑だろう。蚊の名所なんて言うとこはどこにもない。デング熱にかかった人間が日本中で見つかるなら、行った先々で蚊に気をつけたらどうだろう。蚊の種類はともかく、病原菌を持った人を刺した蚊が別の人を刺せば、その地方でデング熱はきちんと広がる。蚊が生きていられる気温の間は、日本中で蚊よけのジェルをぬりたくっていたらいい。

私の住んでいる地域で、デング熱はまだ流行っていないらしいけれど、私は外で仕事する時、体中に蚊よけのジェルを塗りたくっている。