naisentaiken’s diary

エルサルバドル内戦体験記

クリスマスの起源

やっと日本風クリスマスが終わった。これから日本は角松などの正月飾りと餅の季節になる。其れはそれで気持ちが改まっていい季節だ。ただ、餅と言えば、昔の日本は正月にしかなかった。現在は真夏でもあるから、餅に季節を感じることはない。餅つき行事は、まだ残っているのかな。
で、其のクリスマスだけど、キリスト教国のクリスマスは、24日に始まって、シーズンとしては1月6日まで続く。
若い時スペインに住んだ事があるけれど、そのころのスペインは1月6日にプレゼントのやり取りをしていた。サンタクロースではなくて、伝説では、1月6日は、東方の3人の博士が、イエスの誕生を祝いに到着した日と言う事になっていて、それぞれ幼子イエスに黄金、乳香、没薬、という贈り物をささげたことになっていた。で、イエスが異国の人々の前でそれと認められた日と言う事で、其の日は「御公現」と呼ばれる祝日であった。其れがキリスト教国のクリスマスプレゼントの由来であって、トナカイに載ったサンタのじいさんは、そのころのスペインにはいなかった。
(サンタクロースの起源は1説によると、セントニコラスだそうだけど、其の人は特に赤い衣装やトナカイとは無関係で、巷の聖職者だったとか。彼はその時期貧者に施しをして回った人物で、どうもあのサンタクロースには結びつかない。で、そのニコラスさんの本来の祝日は12月8日だそうだ。)
なお、イエスの生誕を象徴する厩の飾りも、順序があって、幼子イエスは12月24日の晩まで出てこないし、3人の博士は1月6日まで飾られなかった。私の育った家庭もその風習を踏襲していたので、クリスマスの厩は、1月6日までかたずけなかったから、それを知らない日本人が家に来ると、だらしなくてクリスマス飾りをしまい忘れていると思われたものだ。
現在、日本の教会も日本の風習にならって、『だらしない行事』をやめて、みんな一斉に24日にかざり集めて正月はもう、しまっちゃうらしい。『御公現』なんて言葉もない。
どっちにせよどうせ伝説なんだから、いいけどね。でもね、『どうせ伝説』と言う冷めた態度が正しいとしても、昔を知っている私は、一抹の哀愁を感じるよ。
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旅の途中の3人の博士