「この世で出会った動物たちの物語6」11月25日

「将門の子供誕生」

(お断り;実は今日pcの操作をしていて、パソコンが壊れ、過去の記録を失いました。ほとんどの写真が消えて、私の昔のネガがあるだけでどうすることもできないので、文章は思い出しながら描きますが、残念なことに面白い写真などはわずかしか載せられないのです。)

 

烏骨鶏のロロが抱いていた卵が孵化した。期待していたマーちゃんの子はどうだろう。複数のひなの声がするが姿はまだ見えない。辛抱強く待った。

 

ところでしばらくしたら、色も姿も違う雛がロロの羽の下から首を出した。ロロの子はみな真っ黒。その中に、灰色のちょっと翼の長い子が出てきた。キンケイの子に違いない。うれしかったけれど、うれしいのは勝手な私のいうことで、金鶏の子自身は、明らかに他の皆が兄弟ではないと感じているらしかった。

 

はじめのうちは育ての親にくっついていたが、だんだん離れるようになった。

というのは、少し成長して、散歩し始めた時、その子だけがいつも別行動をとっているようだった。餌も一緒に食べず、みんなと離れて行動していた。かなり育ったころ、その子は、羽を伸ばして飛び始めた。 

写真が一枚だけ残っていて、だいぶ成長した姿だけど、それがこれ。

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で、この子はそのうち飛ぶようになり、翼もしっかりして尾羽の長く成長し、空を飛ぶようになったから、飼い主の私の手で摑まえることができなくなった。ある時この子は鶏小屋の屋根の上に飛び上がり、それからどんどん木の枝を伝って上にのぼり、電線に止まって飛んで行ったのが最後だった。 その写真もあったのだが残念なことにすべて失った。

ただうれしい思い出もあった。

以前に娘がヒヨドリのひなが落ちているのを見つけて育てたことがある。まだ口を開けて親からエサをもらう雛だったから、娘が親代わりになって育てた。

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チェッピートと名付けた。それが成長して、空に放った時、チェッピートは家の周りを何回も円を描き、どこかに飛んで行った。もう行っちゃったなと娘は泣いたけれど、もともと自然の中に戻したほうがいいから、みんなでチェッピートを見送った。

 

それからしばらくして、家の庭に窓から手が届くところに、ヒヨドリが巣を作った。ヒヨドリは家のそばなんかに巣を作らない。だから、これはで育てたチェッピートだと皆で考えて喜んで見守った。

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以後うちではヒヨドリのことをどれでも「チェッピート」と呼んでいる。現在の家にもよくヒヨドリは飛んでくるから、木の枝にミカンなどを指しておくと、冬のえさのない時期、よくチェッピートは食べに来る。

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家の窓際に置いたえさを食べるチェッピート。