naisentaiken’s diary

エルサルバドル内戦体験記

認知機能障害(1)

闘病記1

受信トレイ
 
 
 
 

エスコバル 瑠璃子

3:30 (5 時間前)
 
To 自分
 

認知症という診断を受けた(1)

 
 
 
 多分私がかかっている記憶障害、認知機能障害という病気は現実拒否の老境病なのかもしれない。かつてできたことがどんなに努力してもできない時、起きる全てを拒否してしまう病気みたいさ。

 体が自由に動いた時は散歩したりサイクリングしたりして自分で生き返る努力をした。今私は半身に痛みを抱え、道に迷う恐怖から身動きできなくなっている。

 他人に迷惑がかかるという懸念から助けを求めるのも躊躇する。だったらどうすりゃいいんだ。いつか日ごろ歩いている道を歩いて、迷った。しかも15分で行けるところを3時間も迷った。其時、他人に道を聞くという行動がどういうわけかできなかった。だって、自分の家に帰るんだ、「私の家はどこですか?」って聞けるかい。

 其時思ったことは、自分を襲ったこの状況は、多分あの世に召された先輩たちのようにただ祈って時を待て、ということだろう、それが一番今の私の方向だろうという「諦念」のような心境だった。
 
 今日最後にひとつだけ、残った仕事をやろうと思う。それは計画していたフランス語版のkindle出版。そしてもう、誰にも迷惑かけるまい。

 やっとここに辿り着いた。ありがとう。友人でいてくれた世界中の魂たち。ありがとう。