naisentaiken’s diary

エルサルバドル内戦体験記

認知機能障害(2)

 

エスコバル 瑠璃子

3:37 (5 時間前)
 
To 自分
 

 

「これは独白」


 もうかなり前から、人との会話がまともに成立しない。相手が何かいう。何を言われたのか、しばらくの間把握できない。わからないから相手をじっと見る。相手はしまいにおこりだす。そうするとこちらはますます混乱する。その「ことば」って、「おはよう」とか「お元気?」とかいう当たり前の挨拶である。私は不思議そうな顔をして、「おはよう」って何だろうと思う。そして相手をじっと見る。かなりしばらくしないと、状況がつかめない。

 書いてあることなら読んで理解する、物を調べる、そういうことが可能だろうと、正常な人は思うだろう。ところが文字列は読めてもその意味がどうしても把握できない。1+2=3である。と書いてある文字は目に入る。でもそれは望洋として、それが何を意味するのか咄嗟に分からず、じっと文字を見る。

 その行動がもともと私を知っている人から見ても、「人馬鹿にしている」と感じられるらしい。薄気味悪いらしい。ぼーっと知っている姿から、「バカにされている」と感じる相手を、私は認識していない。

 私は記憶障害、認知症と内科医から診断を受けた。私は知らないけれど、その病気の症状そのものを生きているらしい。

 だったら私は最後の貢献として、自分の症状をここに書こうと思う

 私がなぜ、普通なら続けられる会話を続けられないのか、普通なら当たり前の反応ができないのか、通い慣れた道をなぜ迷うのか、その事を私の記述によって未来の医学に生かしてほしい。