熊の胆

今、凄い鼻水にやられている。外で泥をこねているからかもしれない。崖の一番上の段にMさんが使わなかった青竹を使って柵を作っているのだけど、使わなかっただけあって、細くてやりにくい。手先もなんだか、もつれていて、うまくできない。2日かけてまだ半分もし上がらない。

主人は昨日から彼が気になったスペースに専念している。初め、3分おきに計画を立て直して、どうだどうだと同意を求めるので、もう、計画はどうでもいいから、そのスペースだけは任せるから、好きなようにやって、と言ったら、好きなようにやり始めた。

私に必要な足場の泥は、やっと運んできてくれた。私のやっている竹垣のむこうはどろでしっかりうめなければならない。泥が落ちないように、細い竹垣の向こうに、木の枝を渡して、また編んでいる。手が器用に動かない。脳に支障があるのかな。ま、いい。

昼飯の支度に家に入ったら、鼻水が出始めた。メンソレを鼻の穴に突っ込んで、しのごうとするが、今日の鼻水は、ものすごい。それで、この前たけしの健康番組で知った、蓮根餃子を作る気になった。蓮根とひき肉と餃子の皮は、昨日のうちに買ってきた。

ただし、いい加減なもんで、レシピを筆記したわけでもない。餃子なら、昔家族がいたころは、皮から作っていた。だから作り方は、よく知っている。今は、冷凍のものを買ってきて、焼いて食べるだけ。美味しいと思ったことがない。

いい加減な記憶によると、野菜を適当にして、野菜の代わりに蓮根をつぶして入れればいいんだ。材料を混ぜわせ、夕方まで寝かせた。物がおいしく食べられて、アレルギー症状が治ったら一挙両得。

うまく餃子はできた。主人がこの前兄貴を招待した時に酒を飲み過ぎて、胃もたれしているので、折角の餃子だけど、酒は控えている。連休で、医者が休みだから、越中富山の薬箱から、「熊の胆」を出して飲ませた。「熊の胆」の箱には、熊の写真が載っていて、説明をしたら、凄く信じてしまった。本当にあれ、「熊の胆」かな…。いいんだ。薬は、まず「信じること」がたいせつね。

やっぱり餃子は、自分で作るのがうまい。蓮根餃子、病みつきになるかもしれない。

主人が「自分のスペース」に、やたらに情熱をこめて土を使ったので、庭を占めていた土の山が半分になった。足りるかどうか心配しているけれど、一番上は、花の種を植えるので、野菜用の土を買ってきて載せるから、すこしくらい足りなくてもいい。春になれば、また自転車で、土を拾ってくる。