naisentaiken’s diary

エルサルバドル内戦体験記

蜘蛛対策

毎朝毎朝、蜘蛛の巣を払っている。軒下などの張る蜘蛛の巣ではなく、花の蕾を覆う蜘蛛。昨日、柚子の花を覆っていた蜘蛛の巣を払ったが、柚子は、手が届かないところもあり、二階から見ると、まだ半分しかとっていないことに気がついた。でも、いくらなんでも足場が悪すぎて、無理。
 
もう一つ日課のように蜘蛛の巣を取り払うのは、紫陽花の花を覆う蜘蛛の巣。一つ一つ棒に巻き付けてとる。蜘蛛はすぐ逃げて、殺すことはできない。ネットで蜘蛛の退治の薬を探したが、ほとんどは軒下や、家の天井などにかかる蜘蛛対策で、「植物にかけてはいけない」と書いてあるから、紫陽花の花を包んでしまう蜘蛛対策にはならない。
 
蜘蛛には、いろいろ種類があるのにね。
 
仕方ないから、朝の日課として、紫陽花の蜘蛛を払っている。もう7年くらいになるかな、一株だった紫陽花から、挿し木して増やし続けて、適当に数えただけでも65本あるから、蜘蛛の巣を払うだけで2時間ぐらいかかる。大した労力ではないからいいのだけど、蜘蛛を払う動作は、通行人から見ると、ひどく異常に見えるらしい。
 
大小の棒を持って、近いところは短い棒を、遠いところは長い棒を、くるくるまわしながら蜘蛛の巣を巻き付けているのだけど、通行人には、蜘蛛は見えないし、紫陽花の未だ小さい芽など、ただの雑草に見える。もともと雑草の中に挿し木した紫陽花だから、花が咲かないと、わからない。だから、私の姿は「何もない」斜面に向かって棒を、くるくる回しながら、行きつ戻りつしているボケばあさんに見えるらしい。
 
まあ、どう見えているかは、実際は私は知らない。でも、今朝通りがかったおじさんが、とうとう、少しニヤニヤしながら声をかけてきた。「一体何をやっていらっしゃるんですか?」
 
聞かれて初めて、え?と、戸惑った。「紫陽花の蜘蛛の巣を払って手入れしている」ということは、私にとって自明のことだから、特別他人の目を惹くことをしているつもりはなかった。説明はしたものの、後から考えてしまった。ヘルメットかぶって崖にへばりついて、杭を打ったりしているのは、さだめし他人の目を引くための孤独なばあさんの奇行?
 
もともとマナーのない通行人が他人の家の前をゴミ捨て場にするのに頭にきて、何かかっこいい対策はないかと始めた斜面花園化作戦だったのだけど、結局、人は孤独なばあさんの奇行ぐらいにしか見ていないんだな。花が咲けば、中には、車を止めて、私にありがとうと言ってくれる人もいるんだけどね^^。
 
私が変な行動をしなくても、植物を守って、蜘蛛を遠ざける薬ないかな。と、今考えている。